ニュース速報

ビジネス

原油市場、OPECプラスの減産拡大でも供給過剰続く=IEA

2019年12月13日(金)08時29分

 12月12日、国際エネルギー機関(IEA)は月報で、石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国の減産拡大や、米などの生産減少が見込まれるにもかかわらず、世界の石油在庫が大幅に増加する可能性があると指摘した。写真は米テキサス州ミッドランド近郊で8月21日撮影(2019年 ロイター/Jessica Lutz)

[ロンドン 12日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は12日発表した月報で、石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国の減産拡大や、米国などの生産減少が見込まれるにもかかわらず、世界の石油在庫が大幅に増加する可能性があると指摘した。

月報は「さらなる生産抑制、OPEC非加盟諸国の2020年供給伸び予想を日量210万バレルに下方修正したにもかかわらず、世界の石油在庫は2020年第1・四半期に日量70万バレル積み上がる可能性がある」とした。

OPECにロシアなど非加盟国を加えた「OPECプラス」は6日、来年1月から3月まで協調減産の規模を現行から50万バレル拡大し日量170万バレルとすることで合意した。

IEAは、OPECプラスが減産合意を順守し、イランやリビア、ベネズエラといった政情不安の国の生産が引き続き抑制されたとしても、供給は11月に比べて日量53万バレルしか減らないと予想した。

一方、OPECは11日に公表した月報で、来年のOPEC産原油について、若干の供給不足になる可能性があるとの見方が示している。

IEAは、来年のOPECプラスの生産について、見込まれる原油需要を上期に日量70万バレル、下期に100万バレル上回る見通しとした

2020年のOPEC非加盟国の供給の伸び予想は、米国の生産減少や、OPECプラスメンバー国の減産拡大などを踏まえ、日量20万バレル引き下げた。

2020年の米生産の伸びは日量110万バレルと予想。今年の160万バレルから鈍化する見通しだ。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB金利据え置き、中東情勢の不確実性指摘 年内利

ワールド

原油先物5%上昇、IRGCが複数のエネルギー施設攻

ワールド

中国、27年までの台湾侵攻計画せず 米情報機関が分

ワールド

イラン新指導者「犯罪者は代償支払う」、政権幹部ラリ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポリ」が中東へ
  • 4
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 5
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 6
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 7
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 8
    観客が撮影...ティモシー・シャラメが「アカデミー賞…
  • 9
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 10
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中