ニュース速報

ビジネス

英格付け見通し、ネガティブに引き下げ=ムーディーズ

2019年11月11日(月)09時11分

 8日、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、英国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。写真は2013年2月撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[ロンドン 8日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8日、英国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。格付けは「Aa2」に据え置いた。

主要2政党のどちらも、高水準となっている債務の削減に取り組む見込みがないことが理由。

ムーディーズは声明で、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が実現し物議を醸す問題でなくなったとしても、英国の立法や政策決定が以前のように予測可能な形で行われると想定するのは「楽観的だろう」と指摘。

対国内総生産(GDP)比80%以上に相当する1兆8000億ポンド(2兆3000億ドル)の英国の公的債務は再び増加する恐れがあり、同国経済は「従来の想定よりもショックの影響を受けやすくなる」可能性があるとした。

英国の2大政党は来月の総選挙を前に、ともに支出を拡大する方針を表明している。

ムーディーズは「現在の政治情勢において、緊縮財政政策に対する大きな圧力は生じていない」と指摘した。

また、英国がEUから離脱しても、EUとの将来の貿易協定締結で「大きな課題」に直面することから先行き不透明感が残るとの見方を示した。

新たな貿易協定で、EU加盟国として得てきた恩恵を再現できない見通しとなれば、これも格付けにマイナスになると警告した。

ムーディーズは2013年に英国の格付けを「AAA」から引き下げ、17年にも再び引き下げている。

現在の「Aa2」はフランスと同格だが、ドイツの「AAA」を下回る。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米中首脳会談延期なら、イラン情勢が理由 貿易問題で

ワールド

イラン攻撃で3週間の作戦計画、イスラエル軍 レバノ

ワールド

日米外相が電話会談、中東情勢や高市氏訪米など協議 

ワールド

自衛隊の中東派遣、「情報収集」目的で政府検討 ホル
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目のやり場に困る」衣装...「これはオシャレなの?」
  • 3
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングアップは「2セット」でいいのか?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 6
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 7
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 8
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    ぜんぜん身体を隠せてない! 米セレブ、「細いロープ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中