ニュース速報

ビジネス

中国、外資の投資規制緩和を表明 技術移転の強要もせず

2019年10月30日(水)08時46分

中国商務省の王受文商務次官は29日、外資企業の投資を制限・禁止する分野を示した「外商投資ネガティブリスト」に掲載されていない外国投資に対する制限を撤廃すると発表した。北京で2015年10月撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

[北京 29日 ロイター] - 中国商務省の王受文商務次官は29日、外国企業の参入を規制する分野を定めた「ネガティブリスト」の対象外となっている分野について、全ての外資の投資規制を撤廃する方針を明らかにした。さらに、外国投資家と外国企業に対して「明示的にも暗示的にも」技術移転を強要することはないと表明した。

王次官は北京で行われた記者会見で、中国は外国の銀行、証券会社、ファンドマネジャーの業務に関するすべての制限を撤廃し「金融分野の開放を加速させる」と述べた。

このほか、電気自動車などを含む新エネルギー車(NEV)の製造について、内外の企業に平等な市場アクセスを保証するため政策を微調整していく方針も示した。

こうした数々の新たな措置は、安定的な外国投資を保証し、透明で予測可能な投資環境を整備することを目的としていると述べた。

中国による強制的な技術移転などは、米中貿易戦争の焦点の1つとなっている。米中通商協議について中国外務省の耿爽報道官はこの日、別の記者会見で、両国の交渉官がこのほど電話会談を行ったことを明らかにし、近く再度電話会談を実施すると述べた。ただ具体的な日程については明らかにしなかった。

米中間の貿易促進を目指す非営利団体の米中商務会議は、技術移転の強要と投資規制は同団体に加盟する約200社の多くで懸念事項となっていると説明し、技術移転の強要排除に向けた中国の取り組みを歓迎するとコメントした。

※内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EXCLUSIVE-トランプ氏、原油高抑制策を検討

ワールド

トランプ氏、米地上部隊のイラン派遣巡る決定には「程

ワールド

情報BOX:G7、緊急石油備蓄の放出を検討 各国の

ワールド

仏、地中海・紅海へ海軍艦艇約12隻を派遣 同盟国防
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ルートとは?...スクワットの真実
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異…
  • 7
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 8
    「溶けた金属のよう...」 ヨセミテ国立公園で「激レ…
  • 9
    保険料を支払うには収入が少なすぎる...中国、進まぬ…
  • 10
    プーチンに迫る9月総選挙の暗雲
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 6
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 7
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中