ニュース速報

ビジネス

西日本豪雨でマツダが11日も操業休止、コカ・コーラなども停止中

2018年07月10日(火)19時43分

 7月10日、西日本豪雨の影響により、各社工場ではなお操業休止が続いている。マツダが本社(広島県府中町)と防府(山口県防府市)の2工場について11日も操業を停止することを明らかにした。地域の道路が寸断されて部品供給、物流が滞っていることなどが理由。写真は洪水がひいた後、片付け作業にあたる住民ら。岡山県倉敷市で撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 10日 ロイター] - 西日本豪雨の影響により、各社工場ではなお操業休止が続いている。マツダ<7261.T>が10日、本社(広島県府中町)と防府(山口県防府市)の2工場について11日も操業を停止することを明らかにした。地域の道路が寸断されて部品供給、物流が滞っていることなどが理由。

同じく物流が寸断されているため、トヨタ自動車<7203.T>の子会社、トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)が高級車ブランド「レクサス」の車両を生産する宮田工場(同)で10日夜勤の操業を一部休止する。

パナソニック<6752.T>のコネクテッドソリューション社で業務用放送機器を手掛ける岡山工場(岡山県東区)も操業を停止中。工場1階が床下浸水しており、「復旧には少なくとも1週間程度は要する見通し」(広報担当者)という。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579.T>は、広島県三島市の本郷工場と隣接する物流拠点で浸水の被害があり、操業を停止している。被害の詳細は調査中ながら、操業再開までには一定の期間が必要との見方をしている。

ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>では、10日午前の時点で17店舗が一時休業している。浸水や道路事情が原因。また、米飯などを製造する広島県尾道市の工場が断水のために製造を休止している。現在、九州や四国地方などの工場から供給しているという。加えて、物流の混乱も発生している。

(山崎牧子、清水律子、白木真紀)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し

ワールド

アングル:国連気候会議30年、地球温暖化対策は道半

ワールド

ポートランド州兵派遣は違法、米連邦地裁が判断 政権
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 7
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 10
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中