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S&P500種、9日続落=米国株式市場

2016年11月05日(土)07時57分

 11月4日、米国株式市場は続落して取引を終えた。写真はニューヨーク証券取引所で3日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米国株式市場は続落して取引を終えた。S&P500種は35年以上ぶりとなる9営業日の続落。8日に迫った米大統領選をめぐる不透明感から、投資家はリスク回避傾向を続けた。

ハイテク株主体のナスダックも9営業日、ダウ平均は7営業日の続落となった。

サウスカロライナ州グリーンウッドの投資会社グリーンウッド・キャピタルのウォルター・トッド最高投資責任者(CIO)は「(民主党候補クリントン氏のメール問題再捜査が公表された)10月28日以降、投資家が大統領選の結果について、ますます確信が持てなくなっている」と述べた。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスによると、1928年以降、SPが9営業日続落するのは14度目。

4日のNY株は朝方発表の雇用統計が好感され上げたが、引けにかけて売られた。

コネチカット州グリニッジのジョーンズ・トレーディングのチーフ・マーケットストラテジスト、マイケル・オルーケ氏は「今週の投資家の主な関心は明らかに米大統領選の行方だった。一瞬反発しても、長くは持たず、週末に何かニュースが飛び込んだ時のことを考えて、損失を減らすため引けにかけて持ち高を整理する判断をした」と分析した。

四半期決算で利益が予想以上だったバイオ医薬品のリジェネロンと医療保険のヒューマナは株価が上昇し、S&Pヘルスケア株指数<.SPXHC>は0.8%高となった。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.06対1だった。ナスダックも1.09対1で上げが下げを上回った。

米取引所の合算出来高は約73億株で、直近20営業日の平均である66億株を上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17888.28 -42.39 -0.24 17928.35 17986.76 17883.56 <.DJI>

前営業日終値 17930.67

ナスダック総合 5046.37 -12.04 -0.24 5034.41 5087.51 5034.41 <.IXIC>

前営業日終値 5058.41

S&P総合500種 2085.18 -3.48 -0.17 2083.79 2099.07 2083.79 <.SPX>

前営業日終値 2088.66

ダウ輸送株20種 8075.14 +22.05 +0.27 <.DJT>

ダウ公共株15種 653.27 -3.81 -0.58 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 802.88 -5.12 -0.63 <.SOX>

VIX指数 22.51 +0.43 +1.95 <.VIX>

S&P一般消費財 608.93 -1.33 -0.22 <.SPLRCD>

S&P素材 291.16 +0.99 +0.34 <.SPLRCM>

S&P工業 487.91 +0.83 +0.17 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 529.04 -5.26 -0.98 <.SPLRCS>

S&P金融 322.84 -1.52 -0.47 <.SPSY>

S&P不動産 183.45 +1.39 +0.76 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 499.68 -2.43 -0.48 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 769.12 +5.79 +0.76 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 154.25 +0.04 +0.03 <.SPLRCL>

S&P情報技術 777.71 -3.13 -0.40 <.SPLRCT>

S&P公益事業 243.19 -0.88 -0.36 <.SPLRCU>

NYSE出来高 9.17億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 16880 - 10 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 16855 - 35 大阪比 <0#NIY:>

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