ニュース速報

独IFO業況指数、9月は94.6に上昇 「景気下降は一服」

2019年09月25日(水)01時07分

[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所が発表した9月の業況指数は94.6と、前月の94.3から上昇した。6カ月ぶりの上昇となった。市場予想は94.4だった。

IFOのクレメンス・フュースト所長は「景気下降は一服した」と指摘。「製造業の業況は下降の一途をたどっている」とも指摘した。

ドイツ経済は輸出依存度が高く、世界経済の減速や貿易摩擦、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感で打撃を受けている。

IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏はロイターに対し「流れが変わったわけではない。減速が一服しただけだ」と発言。

同氏は第3・四半期のドイツ経済が第2・四半期に続いてマイナス成長になり、景気後退に突入する可能性が高いとの見方を示した。

欧州中央銀行(ECB)が金融緩和を決定したが、ドイツ経済には短期的な影響はない見通しという。原油高が化学産業の業況感を圧迫する要因になっているという。

ただアルトマイヤー経済相はIFO指数の発表後、経済成長の勢いは鈍ったが、景気後退には突入していないとの認識を示した。

現況指数は98.5で、前月の97.4から上昇。期待指数は90.8で、前月の91.3から低下した。

INGのエコノミスト、カーステン・ブレゼスキ氏は、ドイツが第3・四半期にマイナス成長に陥る確率は「日に日に上昇している」と指摘。「景気拡大が10年以上に及び、失業率が過去最低水準にあることを踏まえると、軽度の『テクニカル』なりセッション(景気後退)はそれほど重大な問題ではない」としながらも、「近く反発する兆候がまったくみられていないことは懸念材料となる」とし、「政府に対応を迫る声は今後も続く」と述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

20日分の石油国家備蓄を5月上旬以降放出、民間義務

ワールド

米英首脳、ホルムズ海峡での航行再開巡り電話会談=英

ビジネス

シェブロン、第1四半期の上流部門は16億―22億ド

ワールド

オープンAI、英データセンター計画を一時停止 規制
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡散──深まる謎
  • 4
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 7
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 8
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 9
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中