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日経平均は小幅続伸、弱い中国経済指標が重し
[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅続伸した。朝方は前日の米国株が総じて堅調だった流れを引き継ぎ買い先行。一時は1カ月半ぶりの高値水準となる2万0900円台前半まで上昇したが、高値圏では利益確定売りが上値を抑えた。企業決算もまちまちで指数を押し上げる材料が乏しい中、中国の弱い経済指標が明らかになり、日経平均は急速に上げ幅を縮小した。米雇用統計発表を控えた様子見姿勢が強く、後場は小動きにとどまった。
財新/マークイットが発表した1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.3と、節目の50を2カ月連続で下回り、約3年ぶりの低水準となった。新規受注が減少したほか生産も落ち込み、中国経済が減速しているとの懸念が強まった。
TOPIXは0.18%安で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆4860億円だった。セクター別では、精密機器、医薬品、空運、電気機器が値上がり率上位にランクイン。好業績銘柄や悪材料出尽くし感のある銘柄が物色された。半面、その他製品、海運、銀行などが軟調だった。市場では「国内企業の第3・四半期決算は前半のピークを迎えたが、内容は強弱入り混じっている。企業業績の先行きに対する懸念は拭えず、日本株の方向感も出にくくなっている」(カブドットコム証券投資ストラテジストの河合達憲氏)との指摘があった。
東証1部の騰落数は、値上がり793銘柄に対し、値下がりが1268銘柄、変わらずが66銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 20788.39 +14.90
寄り付き 20797.03
安値/高値 20741.98─20929.63
TOPIX<.TOPX>
終値 1564.63 -2.86
寄り付き 1565.63
安値/高値 1562.88─1576.02
東証出来高(万株) 141807
東証売買代金(億円) 24860.55