“自分が誰なのか、ようやく分かるようになった。 かつての自分を取り戻しつつある。 あの人の考え方に染まってしまっていた”──Apolline アポリーヌ(26) 19歳の時に付き合い始めた元パートナーは、1年が過ぎた頃から精神的な攻撃をするようになり、次第に身体的暴力へとエスカレートしていった。アポリーヌは過酷な抑圧によって「自らのアイデンティティーを失っていった」が、友人の助けでようやく解放された。トラウマの記憶が残る部屋にあえて住み続け、心地よく自分を包み込む「繭」のような場所へと作り変えた彼女は、過去を乗り越える象徴として、そこを撮影場所に選んだ