【今週のTED Talk動画】
How to use experts--and when not to
https://www.ted.com/talks/noreena_hertz_how_to_use_experts_and_when_not_to

登壇者:ノリーナ・ヘルツ

情報が溢れているこの現代社会では、さまざまな決断をする際に専門家の意見に頼る節が多い。しかし、このTEDトークで経済学者のノリーナ・ヘルツ氏が指摘するのは、考えずに専門家の意見を信じるのは危険な面もあるということだ。

なぜかというと、前提として、専門家が言うことは常に正しいわけではないから。頭が固くなってしまっていたり、文化や社会に大きく左右されていたりするのも事実だ。所詮人間なので、単に間違えることも多い。また、お金の影響を受けているということも心に留めておくべき事実である。

対策として、私たち市民は自分の独立的な意思決定能力を活かすべきだとヘルツ氏は考えている。意見の違いやディベートを歓迎して受け入れ、専門家が言うことを疑う。そして、専門家以外の人の声にも耳を傾けることを彼女は奨励している。

このTEDトークは、自分が誰を信じるべきか、何を信じるべきかについて考え直すきっかけを与えてくれるだろう。これは2010年のものだが、ここで話されているトピックはその当時に比べ、より大きな課題になったとも言える。

キーフレーズ解説

take on

~と対決する

(動画10:07より)

英語が難しい理由の1つに、句動詞が多いことが挙げられます。辞書で引くと、「責任を引き受ける」から「弟子として取る」まで、「take on」という組み合わせには18もの異なった定義があります。そのため前後から意味を推測して考えるしかないのです。

このTEDトークでは、「~と対決する」や「~と戦う」という意味で使われています。ニュアンスとして、相手がより力のある人や組織であるということを表します。ヘルツ氏は何度も「take experts on」と言っていますが、「take on the experts」と同じ意味で、専門家と対決することを表します。

ここでいくつかこの表現を用いた例を紹介します:

●The politicians were reluctant to take on a Prime Minister who had such high popularity.

(政治家たちは人気の高い首相と対決することに消極的でした)

●Erin Brokovich took on the company that was polluting her town.

(エリン・ブロコビッチは自分の町を汚染していた会社と対決しました)

●The warring tribes united to take on a common enemy.

(争い合っていた部族が共通の敵と戦うために団結しました)

登場するボキャブラリー