【今週のTED Talk動画】
The Unexpected Benefit of Celebrating Failure
https://www.ted.com/talks/astro_teller_the_unexpected_benefit_of_celebrating_failure

登壇者:アストロ・テラー

グーグルの関連会社である「X(エックス、旧グーグルX)」は現在、ムーンショット・プロジェクト(月旅行のような遠大かつ難しい計画)を進めている。このTEDトークでは、Xの責任者であるアストロ・テラー氏が、同社でどのようにイノベーションを追求しているかについて説明している。

このような講演では通常、自社の成功体験について語ることが期待されるものだが、テラー氏は逆に、自社で失敗したプロジェクトをいくつか紹介している。なぜテラー氏は失敗に重きを置くのか。彼の説明によると、挑戦的なプロジェクトの遂行に失敗は付きもの。だがその挑戦を奨励するために、Xでは逆に失敗してもいい環境をつくっているという。

あるアイデアがうまくいかないと分かったらすぐにそれを止めて撤退するチームは、ここでは感謝され、また昇格やボーナスを与えられる。そして、その失敗から早く立ち直り、それを基に学習するようにしているそうだ。そうすることによって、「限りない楽観性」と「熱心な懐疑性」の2つを両立しているという。イノベーションを起こしたいと思っている人には、このトークはきっと参考になるに違いない。

キーフレーズ解説

inherently

必然的に

(動画13:45より)

Inherentlyは「必然的に」や「本質的に」を表す言葉。Inherentという形容詞の副詞形です。その対象である言葉が、中心的なもので、取り除くことが不可能だということを示します。

テラー氏はこの言葉を用いて、トークで以下のように説明しています。Being audacious and working on big, risky things makes people inherently uncomfortable.(大胆なことをして、大規模かつリスクの高い仕事をすることは、必然的に人々を不快にさせる)。

ここでいくつかこの表現を用いた例を紹介します:

●Being a policeman is an inherently dangerous job.

(警察官というのは、本質的に危険な職務です)

●The philosopher Hobbes believed that people are inherently selfish.

(ホッブズという哲学者は、人間は必然的に利己的だと信じていた)

●The future is inherently unknowable.

(将来は必然的に知ることができない)

登場するボキャブラリー