現在のAIモデルが続く可能性は低い

ディープシークはAIモデルの開発に当たり、オープンソースとして公開されている既存のモデルを活用し、それを基に学習を行ったとしている。それ自体は問題ないが、同社には、オープンソースのAIモデルだけでなく非公開のモデルを学習に用いた疑惑が指摘されている。仮にそれが事実であれば、同社の技術は不正に開発されたものということになる。

だが技術の大きな流れとして捉えた場合、それはさまつな問題にすぎない。現在のAIモデルが半永久的に市場を独占する可能性は低く、今後、第2第3のディープシークが出てくる可能性のほうが圧倒的に高い。

問題は、次に市場を席巻する革新的技術がアメリカから出てくるのか、それとも中国から出てくるのかである。どちらになるのかで世界は大きく変わるだろう。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 最強AIを生んだ アンソロピックの衝撃
2026年7月21日号(7月14日発売)は「最強AIを生んだ アンソロピックの衝撃」特集。

ペンタゴンが狙う世界最強AIクロード・ミュトス。「生みの親」アンソロピックは人類の守護者か、破壊者か

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます