【AIのユースケース】

(質問)

データセンターは最終的に1000億ドル相当の推論ができる規模。それだけの規模のデータセンターを何に使うつもりか?

(16:19)

われわれのすべてのプロダクトにAIを使えると思う。Meta AI汎用アシスタントは、チャットボットよりも複雑なタスクを実行できるものになっていく。なのでかなりのコンピュートと推論が必要になると思う。

(16:58)

1つのAIがすべてのことをするようになるとは思っていない。すべてのビジネス、すべてのクリエーター、インフルエンサーは、自分たち専用のAIを求めるようになるというのが僕の予測だ。自社AIに競合他社の製品を褒めてもらいたくないからだ。

約2億人のクリエーターがMetaのサービスを使ってくれている。彼らの多くはファンとより密接に交流したいと思っているが、物理的に無理。ファンもクリエーターとより密接に交流したいと思っている。クリエーターが自分好みにAIを訓練してファンと交流できるようになれば、すばらしいことだと思う。

(18:05)

そうした消費者向けユースケースの他にも、妻とやっている財団で、科学の進歩のためにAIを利用できる。なのでデータセンターの用途はいくらでもあると思う。

【巨大モデルvs特化モデル】

(18:46)

巨大モデルがいいのか、小規模モデルで特定の用途に特化させるほうがいいのか。正直言って分からない。

ただ基盤モデルの外側にツールをいろいろ作っていくことで、次の基盤モデルの内側にどんな機能を追加すべきか見えてくる。

例えばLlama2は最新情報を持っていなかったので、検索エンジンにアクセスできるツールを開発した。それが便利だったのでLlama3には検索エンジンにアクセスできるツールが内蔵された。今、Llama3の外側にエージェント的なツールを開発している。そしてそれはLlama4に内蔵されるようになると思う。

つまり、いろいろな追加機能を基盤モデルの外側に実験的に取り付けて試行錯誤することで、次の基盤モデルにどんな機能をつければいいのか明らかになってくるのだと思う。(湯川解説:サードパーティーがLlamaの周辺に追加機能を取り付けた特化型モデルを開発することは奨励するが、その追加機能が多くのユーザーにとって価値のあるものならMeta自身が次期モデルに内蔵していくことになり、次期モデルがリリースされるとサードパーティの特化型モデルが陳腐化する可能性がある、という意味)。

なぜオープンソースにするのか?
【関連記事】