[ニューヨーク 23日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが円に対して下落した。日本の4月貿易収支が3カ月連続で黒字となった上に、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で米国が日本の為替介入をけん制したことが、円買いにつながった。

終盤のドル/円<JPY=>は0.86%安の109.19円。

TJMブローカレッジ(シカゴ)の外為部門共同責任者、リチャード・スカローン氏は「日本の介入余地に関してG7ではっきりした結論が得られなかったことで、市場参加者の円買い持ちに対する安心感がやや高まっている。実際、市場は円売り持ちに傾き過ぎていた」と述べた。

ユーロ/ドル<EUR=>は一時1.1187ドルまで下落したが、終盤はほぼ横ばいの1.1217ドルだった。主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は、直近が0.12%安の95.223。

サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁やセントルイス地区連銀のブラード総裁のタカ派な発言で、米連邦準備理事会(FRB)が6月もしくは7月に利上げするとの観測が強まると、ドル高/ユーロ安に振れる場面があった。

ただ、クレディ・スイス(ニューヨーク)のFX戦略部門グローバル責任者、シャハブ・ジャリヌース氏によると、その後は投資家が今後の米経済指標を見極めようとする姿勢に転じて、ドルが値を消す展開になった。

ジャリヌース氏は「FRBが6月か7月に利上げせざるを得なくなることを裏付けるような経済指標が存在しない中では、ドルの上昇幅は限られる」と指摘。利上げは早くても9月になるとの自身の見方を示すとともに、6月3日の5月米雇用統計発表までは、ユーロ/ドルは1.10─1.16ドルのレンジ内にとどまると予想した。

今週発表予定の主な米指標は4月新築住宅販売(24日)、4月耐久財受注(26日)、5月ミシガン大消費者指数確報値と第1・四半期国内総生産(GDP)改定値(27日)で、FRB高官の発言機会も多い。

ドル/円 NY終値 109.22/109.25

始値 109.44

高値 109.56

安値 109.12

ユーロ/ドル NY終値 1.1216/1.1222

始値 1.1205

高値 1.1230

安値 1.1187

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