[ニューヨーク 2日 ロイター] - 米国株式市場は続伸した。エネルギー株と銀行株が買われて相場をけん引した。市場予想より強い内容だったADPの全米雇用報告を受けて米経済の健全性をめぐる懸念が和らぎ、株価を下支えした。
ADPとムーディーズ・アナリティクスが発表した2月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は21万4000人増加し、市場予想を上回った。
米経済情勢は想定より悪化しているとの懸念がくすぶり続けているが、ADP全米雇用報告を含む最新の経済指標は、そうした懸念を和らげる要因となっている。
製造業、建設支出、自動車販売などに関する今週発表された米経済指標はいずれも改善しており、米連邦準備理事会(FRB)は年内に少なくとも1回は政策金利を引き上げるとの見方が広がっている。こうした観測が銀行株を下支えした。
ホッジス・キャピタル・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ゲーリー・ブラッドショー氏は「経済指標に勇気付けられている」と述べた。
米原油先物相場は一時、1バレル=35ドル台に上昇した。ブラッドショー氏は「原油相場の上昇は、世界全体として、特に米国は、景気後退に突入しつつあるというわけではないことを物語っている」と語った。
セクター別では、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>が2.5%高、S&P金融株指数<.SPSY>は0.9%上がった。
個別銘柄では、農業関連事業や種子開発を手掛けるモンサント<MON.N>が7.8%安。2016年の利益見通しを下方修正したことで売られた。
一方、天然ガスのチェサピーク・エナジー<CHK.N>は23.2%急騰し、S&P総合500種を押し上げた。
トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約82億6000万株で、過去20営業日平均の88億3000万株を下回った。騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所とナスダックのいずれも約2対1だった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 16899.32 +34.24 +0.20 16851.17 16900.17 16766.32 <.DJI>
前営業日終値 16865.08
ナスダック総合 4703.42 +13.83 +0.29 4683.80 4703.58 4665.93 <.IXIC>
前営業日終値 4689.60
S&P総合500種 1986.45 +8.10 +0.41 1976.60 1986.51 1968.80 <.SPX>
前営業日終値 1978.35
*内容を追加しました。