[ジュネーブ 18日 ロイター] - 中国は欧州連合(EU)が中国製のスクリュー、ナット、ボルトに課した関税をめぐる世界貿易機関(WTO)紛争解決手続の上級審で勝利したことを受け、EUへ損害賠償を求める可能性がある。

中国は2001年にWTOに加盟して以来、貿易制裁の発動を要求したことはないが、7年間におよぶ今回の紛争が終了したことを受けて賠償請求が可能となる。

中国商務省は声明で「(EUによる)措置は中国の輸出に約10億ドルの、数千社に上る中国ファスナー製造業者の雇用に10万人超の、それぞれ負の影響を及ぼした」と指摘。「措置に強烈な不満と断固たる反対を表明してきた中国の産業に多大な経済的損失をもたらした」とした。

その上で、EUはWTOの判断に従い、違法な関税を取りやめなければならず、さもなければ「一段の措置」を取ると警告した。

EUの通商担当当局者はコメントを拒否した。

国連とWTOの共同機関である国際貿易センターのデータをロイターが分析したところによると、中国製スクリュー、ナット、ボルトのEU向け輸出額は2008年に10億ドル超のピークに達したものの、翌年にEUが報復関税を課して以降、平均で約2億ドルとなっている。

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