[ワシントン/デトロイト 2日 ロイター] - タカタ<7312.T>の子会社TKホールディングスのケビン・ケネディ執行副社長は、2日行われたタカタ製エアバッグの欠陥問題に関する米下院委員会での公聴会で、インフレーター(膨張装置)の破裂と関連性のある硝酸アンモニウムの生産を「激減させる」方針を示した。
同氏は、硝酸アンモニウムは6人が死亡、負傷者が数百人にのぼるインフレーター破裂事故の「一因とみられる」と指摘。
タカタは1、2年前に代替として硝酸グアニジンからインフレーターのプロペラント(ガス発生剤)の生産を始め、増産を進めているとし、硝酸アンモニウムの生産は激減するとの見通しを示した。
硝酸アンモニウムをインフレーターのプロペラントに使用している主要エアバッグメーカーはタカタのみ。
ケネディ氏は、湿度に過剰に反応しない新しいものを含め、硝酸アンモニウムの利用を継続する方針を示した。
一方、一部の自動車メーカーにはまだ古いインフレーターを供給していると指摘。過去1年間に不特定多数の自動車に交換部品として搭載されており、新たな設計の部品への交換が必要になる可能性があると述べた。
公聴会の議長を務めた共和党のマイケル・バージェス下院議員(テキサス州選出)は「タカタはまだ乾燥剤を使わず、硝酸アンモニウムを利用したエアバッグの生産を続け、交換部品として、あるいは新車に搭載している。信じられない」と批判した。
ケネディ氏によると、タカタは米TRWオートモティブ[TRWTA.UL]とスウェーデンのオートリブ<ALV.N>から交換用インフレーターを購入しているという。両社のインフレーターは硝酸グアニジンを使用している。
同氏は、前月タカタが自動車メーカーに出荷した交換用インフレーターの半分はこの2社の製品だとし、年末までには2社のインフレーターが、タカタの欠陥エアバッグの交換部品として約70%を占めるとの見通しを示した。
また、エアバッグの交換用インフレーター約400万個を自動車メーカーに提供したことを明らかにした。
公聴会ではこれより先、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)のマーク・ローズカインド局長が、これらの交換用インフレーターを搭載した車両の多くは複数回、修理を行う必要があるかもしれいないと指摘していた。
同局長はタカタが提出した書類を依然精査中とし、インフレーターの破裂原因は判明していないとしている。
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