[22日 ロイター] - <為替> ドルは主要通貨に対してばらばらの動きとなった。予想を上回る3月の米中古住宅販売がドル買い材料となったものの、ドルは対ポンドで売られる一方対スイスフランで買われるなど、方向感に欠け小幅安で取引を終えた。

3月の米中古住宅販売は前月比6.1%増の年率519万戸と、2013年9月以来の高水準となった。伸び率は10年12月以来の大きさとなり、ドルは一時押し上げられた。

英中銀金融政策委議事録は国内経済が今後1年間一段と回復する見込みを強めた内容で、ポンドが上昇。ポンド/ドルは1.50ドル台を回復した。

<債券> 国債利回りが上昇した。独連邦債が売られたことで、低リスクと見なされる他の国の国債を手放す動きが広まり、特に米30年債利回りは5週間ぶり高水準を付けた。

独10年債<DE10YT=RR>利回りは前週はゼロ%に迫ったが、この日は0.163%近辺まで上昇。英国債も売られた。

CRTキャピタル・グループのシニア国債ストラテジスト、イアン・リンゲン氏は、「何か基調的な要因があったわけでなく、むしろテクニカルな動きだったと見ている」と述べるなど、アナリストはこうした売りの背景にある特定の要因があったわけではないとの見方を示している。

ギリシャ問題をめぐっては突破口は見出されてはいないものの、複数のユーロ圏・ギリシャ当局者はこの日、ギリシャは6月にかけて債務支払いに必要な資金を確保できるとの見通しを表明。ギリシャが債権団と早期に合意できないため債務不履行(デフォルト)に陥るとの見方を否定するなどの動きがあった。

<株式> 上昇して終了した。クレジットカード大手ビザ<V.N>による中国市場参入の可能性が開けたことに加え、マクドナルド<MCD.N>の第1・四半期は減収減益となったものの業績改善への期待が意識されたことで、市場心理が押し上げられた。

S&P500種は主要セクター別指数10種類が全て上昇した。

S&P500種構成銘柄のうち1─3月期の利益が市場予想を上回った企業の比率は1週間前の80%強から71.9%に下がり、過去4四半期の70%をわずかに上回る水準となった。ドル高の影響で売上高が目標に達しなかったのが主因との見方が多い。

リッジワース・ラージ・キャップ・グロース・ファンドのポートフォリオマネジャー、マイケル・サンソテラ氏は「決算発表の点検を進めているところだ。内容は強弱まちまちだが、全般的な景気回復に大きな変化はない」と述べた。

ただ、ナスダック指数は2000年3月に付けた史上最高値まで13ポイントに迫っており、市場では割高感を警戒する声も聞かれる。

<金先物> 反落。ギリシャ債務不安を背景とした買い意欲が後退した。ユーロ圏の指標悪化で、ドルがユーロに対して買い戻されたことも重しとなった。3月の米中古住宅販売件数が1年半ぶりの高水準を記録し一段と売りが加速、この日の安値を付けたが、その後は動意薄となり、1180ドル台後半でもみ合った。

<米原油先物> 続落。最新週の米原油在庫は市場予想を上回る増加、ガソリンとヒーティングオイルは取り崩しとなった。国内受け渡し拠点クッシングの原油在庫は小幅な積み増しにとどまった。これを受けて相場は発表直後に上昇し電子取引で一時57.19ドルの高値を付けた。その後は売り買いが交錯、もみ合いとなった。石油在庫に対する見方は様々で方向性が定まらなかったようだ。

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