両船は、登録名の変更やトランスポンダ(通信機器)の停止などで国際制裁を回避するタンカー群、アメリカ当局が「ゴースト・フリート(ghost fleets)」と呼ぶネットワークの一部として運航していた疑いが持たれている。

ソフィアに対するアメリカの措置は、ドナルド・トランプ大統領が発表した、制裁対象の石油タンカーがベネズエラへ出入りすることを阻止する「封鎖」の一環だ。

アメリカ政府は、こうした船舶から得られる利益が、ベネズエラ政権や同盟関係にある武装勢力と結びついた違法行為、犯罪組織の支援に使われていると主張している。当局によれば、ソフィアは乗船・拿捕された時点で、カリブ海地域において違法な活動に関与していた疑いがあるという。

ノームによると、米沿岸警備隊の戦術部隊は、米国防総省、司法省、国務省と連携し、ソフィアとベラ1に対する乗船・拿捕作戦を数時間以内に実施した。これらの作戦は「綿密に調整された乗船作戦」だったとしている。

「我々は石油制裁に関して、アメリカの法律を執行している」。マルコ・ルビオ国務長官は4日、NBCのインタビューでこう述べた。「裁判所に申し立てを行い、令状を取得し、石油を積んだ船舶を押収する。それは今後も続いていく」

マドゥロがアメリカで拘束されているなか、海上での法執行は一段と強化される見通しだ。ロシアなどは、国際海洋法に基づく拿捕の合法性をめぐり異議を唱えている。

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