さらにこれらの製品の多くが子ども向けのものとして販売され、カラフルな絵柄が印刷されている点についても論文で言及している。
竹製の食器は「生分解性」「ナチュラル」「竹(バンブー)繊維100%」といった誤解を招く表記がされているが、実際には竹繊維以外の素材が混在しているケースが多いという。
EUで禁止されても販売継続
こうしたリスクを踏まえ、EUでは2021年以降、竹(バンブー)を添加物として使用したプラスチック製の食器は販売禁止となっている。それにもかかわらず、依然として市場に流通していることが今回の調査で明らかになった。
さらに調査を進めたところ、メラミンはオレンジジュースやレモンティーなどの酸性かつ加熱された飲料に微量ながら移ることも確認され、実際に人体に摂取される可能性も示唆された。
竹製の食器からは消毒剤が検出された一方で、農薬443種類を対象としたスクリーニング調査では、穀類を主原料とした製品から最も多くの残留農薬が見つかっている。
こうしたリスクを受けて「違法、または不適正に表示された製品から消費者を守るためには、市場の監視とリスク管理の強化が必要である」と研究チームは警告している。
【関連記事】
観葉植物の多いオフィスではストレスが増加していた...スタンフォード大学の科学者が明かす「緑の最適量」とは?【最新研究】
ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
タンポンに有害物質が含まれている...鉛やヒ素を研究者が発見【最新研究】
2026年6月2日号(5月26日発売)は「ヘルスリテラシー 健康知識を読み解くクイズ50」特集。
偽情報があふれる時代。医療・健康の知識を正しく見極め理解する最適の方法は?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます