著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイの時価総額が28日、初めて1兆ドル台に乗せた。

これまでに時価総額が1兆ドルを突破したのは、アップル、エヌビディア、マイクロソフト、グーグルの親会社アルファベット、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズの6社。

バークシャーの株価(議決権の多いA株)は28日に前日比0.7%高の69万6502ドルで終えた。

30日に94歳になるバフェット氏は、1965年以来バークシャーを経営している。経営不振だったバークシャーを自動車保険のガイコやBNSF鉄道、バークシャー・ハサウェイ・エナジー、ブルックス・ランニングシューズ、デイリークィーン・アイスクリーム、ジンス・ナイフなど、オールドエコノミーの事業を数多く抱える巨大な複合企業へと変貌させた。

上半期の事業利益は228億ドルで、2023年から26%増加した。

バークシャーは、24年にアップルとバンク・オブ・アメリカ株を数百億ドルを売却したが、現在も膨大な株式ポートフォリオを保有している。6月末時点で米国債を中心に2769億ドルもの現金を保有しているのは、この売却が大きな理由。

チェック・キャピタル・マネージメントのスティーブ・チェック氏は「バフェット氏は、バークシャーをシステマチックで比較的リスクの低い方法で築き上げた。巨大コングロマリットであるバークシャーは、常に好調な部分を持っている」と指摘する。

バフェット氏が経営権を握って以降、バークシャー株は560万%超上昇。これは年率約20%で、S&P500の配当込み年率上昇率のほぼ2倍に相当する。

バークシャーのクラスA株は今年28%上昇し、多くの機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数(17%高)を上回る。



[ロイター]
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