キーワード2:「自分から進んでがんばるほどチカラがつく」

どんなに効果的ですばらしい方法でも、みなさんが自分で行わないとその効果かは期待できません。

下の図は、(本書で紹介している)「ハーバード大生みたいな1日10分ライティング」を、5W1Hを用いて説明したものです。5W1Hとは、英語のWhen(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)の頭かしら文字を集めたもので、情報を整理するための原則です。みなさんも学校で習ったことがあるかもしれませんね。ライティングの練習を、いつ、どうやって行うのか考えてみてください。

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キーワード3:「手で書くと上達する」

みなさんの中には、パソコンやスマートフォン、タブレットの操作が得意な人もいることでしょう。「ハーバード大生みたいな1日10分ライティング」の毎日の練習も、そうしたデジタルデバイスを使って書きたいと思うかもしれません。

ですが、ちょっと待って! この10分ライティングはぜひ、手書きで行ってほしいのです。ノートに手で書くことが、脳の活動を活発にするという研究結果があるからです。

これを支持する面白い実験があります。アメリカのインディアナ大学で心理学を教えているカリン・ジェームズ教授が、手書きで文字を書くことについて次のような実験をしました。

まだ読み書きがあやふやな小さな子どもたちに、文字が書かれたカードを見せ、「紙に手で書かせる」「点線で描かれたりんかくをなぞらせる」「コンピュータにタイピングさせる」という3つの方法で、カードと同じように書いてもらったときの脳がそれぞれどれくらい活発になるのかを調べました。

その結果、紙に直接手書きした子どもたちの脳には、大人が読み書きするときと同じ部分が活発になる反応が見られたのです。一方、ほかの2つの方法には、そうした反応はごくわずかであったり、見られなかったということです。

こうしたことから、ジェームズ教授は、手で文字を書くことが子どもの脳を発達させるという結論を出しました。作文を手書きする場合は、漢字や送りがななどの言葉の成り立ちや、文字のバランスまで考えています。こうしたことまで気を配るため、手書きのほうがはるかに脳が鍛えられるというわけです。

きれいな文字は得をする! ?

作文を手書きで書くことをすすめる理由がもうひとつあります。毎日、手で文字を書けば書き方も上達するからです。

文字がきれいであることは、実はテストでも得することがあります。たとえば、作文の採点の場合、同じ内容でも、先生が読むのに苦労するほどのきたない文字で書かれた文章では、書かれた内容まで説得力に欠けて見えるからです。

きれいな字は得をします。毎日書くときは、きれいに書くことも心がけてみましょう。

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 ソン・スッキ[著] 岡崎暢子[訳]

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ソン・スッキ(ソンスッキ)

1965年生まれ。大韓民国を代表するライティング・コーチ。ソン・スッキ作文センター、アイデアウイルス代表。稼げるライティングソリューションを提供し、企業と個人のマーケティングコンサルティングを担う。慶熙大学にて国語国文を専攻し、卒業後は、放送局、広告代理店、新聞社、雑誌社、女性向けポータルサイト、出版社などで経験を積む。執筆活動歴35年、ライティング指導歴20年。『150年ハーバード式ライティングの秘密』は韓国で10万部のロングセラー。

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