「ツィルコンは開発から試験、運用へとあまりに急ピッチで進んでいるため、開発段階で出てくる諸々の問題をこれほど短期間で全てクリアできたのか疑問が生じる」と、エケンは指摘する。
今回の使用は実戦でのテストではないかと、専門家はみている。ロシアはウクライナ攻撃に最も有効な各種ミサイルの構成を探ろうとしていて、ウクライナの防空網が極超音速ミサイルに対応できるかどうかを試したかったのではないかと、エケンは言う。
英国防省も14日に同様の見解を発表した。「ロシアは実際に戦闘が行われている環境で、新たに運用する兵器システムを試し、その能力を確認・実証したかったのではないか」
とはいえロシアが実戦での使用に向けてツィルコンを増産しようとすれば、地上部隊の立て直しなど差し迫った兵備拡充に投入するべき資源がそちらに取られることになると、エケンは指摘する。「そのため、ツィルコン配備でウクライナ戦争におけるロシア軍の命運がすぐにも変わるようなことはまずあり得ない」
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