ノルウェーの政府系ファンドは2023年に過去最高の2兆2200億ノルウェークローネ(2130億ドル)の利益を計上した。ハイテク株への投資が高収益を上げた。

ノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)が30日明らかにした。22年は過去最大の1兆6400億クローネの損失を計上していた。

 

NBIMのニコライ・タンゲン最高責任者は「高インフレと地政学的な混乱にもかかわらず、23年の株式市場は、低調だった22年に比べて非常に好調だった。特にテクノロジー株は非常に好調だった」と述べた。

AI(人工知能)の活用や経済見通しの改善、金利低下観測を背景に、ハイテク株は平均50%以上の上昇を示したと指摘した。

保有株で評価額が最も高いのはマイクロソフトで3584億クローネ、次いでアップルの3373億クローネ。マイクロソフト株は1290億クローネのリターンを生んだ。アップル株のリターンは1140億クローネ。

23年の投資収益率は16.1%で、同ファンドのベンチマーク指数の収益率を0.18%ポイント下回った。

同ファンドは世界最大の政府系ファンドで、運用資産は1兆6000億ドル。ノルウェーの石油・ガス生産収入を世界の株式、債券、不動産、再生可能エネルギー事業に投資しており、世界の企業8800社以上の株式を保有している。

23年末時点の資産配分は、株式が70.9%で22年の69.8%から上昇。債券は27.5%から27.1%に減少、非上場不動産は2.7%から1.9%に減少、再生可能インフラは0.1%で横ばいだった。

国庫からファンドに流入した資金は7110億クローネで、22年の約1兆1000億クローネに次ぐ過去2番目の高水準だった。



[ロイター]
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