一方、歌手FKAツイッグスを起用したカルバン・クラインの半裸広告が、「過度に性的」だとして英国の広告基準局が国内キャンペーンを禁止したばかりのため、「はるかに露出が高いジェレミーの広告が問題視されず、称賛され続けるのはおかしい」「性差別」「これは違法な気がする」「私は未成年」と、批判の声も飛び交っている。

過剰なセクシー路線が時代遅れだと不評を買い、路線の見直しを余儀なくされたランジェリーブランド、ヴィクトリアズ・シークレットの例もあるが、カルバン・クラインが示したある意味適切な挑発はブランドのイメージに利益をもたらす可能性があることが証明されたと、メディアは今回の成功について伝えている。

[筆者]
千歳香奈子

北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 ベトナム化するイラン戦争
2026年9月1日号(8月25日発売)は「ベトナム化するイラン戦争」特集。

曖昧すぎる目標、敵国の軽視、自国軍事力への過信……長期化・泥沼化したベトナム戦争との共通点

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます