パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは24日、イスラエルとの戦闘休止合意に基づき、拘束している人質のうちイスラエル人の女性と子ども13人を含む24人を解放した。赤十字国際委員会(ICRC)が明らかにした。

24日午前7時(日本時間同日午後2時)に4日間の戦闘休止の合意が発効。7週間ぶりに銃声が静まった9時間後、第1弾の人質の解放が行われた。

赤十字によると、人質24人がガザから移送され、ラファ国境検問所でエジプト当局に引き渡された。

イスラエルとハマスによる交渉の仲介役を務めたカタールによると、解放されたのは二重国籍者を含むイスラエル人13人と、タイ国籍10人、フィリピン国籍1人。

イスラエル人の人質には4人の子どもと5人の高齢女性が含まれている。

イスラエル軍は、解放された人質がイスラエルに入ったと発表した。

イスラエルのネタニヤフ首相は「われわれは人質返還の第一陣を完了したところだ。私はイスラエル国民に、全ての人質を奪還すると確約する」と述べた。

また、カタールによると、イスラエル人解放の見返りとして、イスラエルの刑務所からパレスチナ人の女性と若者39人が釈放された。

これに先立ち、タイのセター首相はソーシャルメディアを通じ、人質のタイ人12人が解放されたと発表していた。当局筋によると、解放されたのは全員男性で、カタールとエジプトの仲介による別の合意の一環という。数日中にさらにタイ国籍の人質が解放される見通し。

24日から始まった4日間の戦闘休止の合意に基づき、ハマスの人質となっている約240人中、計50人が解放されることになっている。イスラエルはその見返りに、イスラエルの刑務所に収監されているパレスチナ人150人を釈放する。

国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、24日にガザに搬入された人道支援物資はトラック137台分。10月7日に武力衝突が始まって以来、最大量となった。

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2023トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
現代を象徴する「多面的な成功」が輝いた夜──シャルル・ルクレールが語った"FACETS"の価値
現代を象徴する「多面的な成功」が輝いた夜──シャルル・ルクレールが語った"FACETS"の価値
PR
ニューズウィーク日本版 世界宗教入門
2026年5月5日/12日号(4月28日発売)は「世界宗教入門」特集。

イラン戦争の背景にある三大一神教を基礎から読み解く[PLUS]宗教学者・加藤喜之教授の「福音派」超解説

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます