高まる中国のプレゼンス

3兄弟同盟が中国との国境地帯を標的にしていることは、このような少数民族武装勢力の狙いに関連していると考えられる。

中国政府の注意を引くことによって、ミャンマー国軍に自分たちが依然として侮れない勢力であることを思い出させようというだけではない。中国に対しても、平和的解決のためには中国が全ての武装勢力の後援者として、軍事政権に対して潜在的な力を行使しなければならないことを強調している。

中国が和平交渉において大きな影響力を持っていることは、少数民族武装勢力も認めている。中国は彼らをなだめすかして軍事政権と対話をさせたり、国軍の軍事作戦が混乱して国境付近で中国側の町が危険にさらされたときは、軍を説得して作戦を縮小させたりしている。

3兄弟同盟は今回の声明で、攻撃の目的の1つは、中国との国境沿いのミャンマー側で組織犯罪を撲滅することだと主張している。これは中国共産党が近年、同調していることでもある。その真意はともかく、今回の攻撃が中国にとって何の脅威でもなく、利益になるだけだというメッセージであることは明らかだ。

この1年、軍事政権は、交渉に消極的な少数民族武装勢力に圧力をかけて交渉の席に着かせることもできず、武器を捨てさせることもできず、少なくともPDFへの支援をやめさせることもできなかった。さらには、軍事政権に同調して和平交渉を受け入れている少数民族武装勢力を守る力がないことも露呈した。

全体として、3兄弟同盟の攻撃は今夏の国軍の攻撃に反応したもので、ある意味で「反撃」と言えるだろう。どの勢力も支配地域の重要な拡大を目指し、ミャンマーの連邦的な、あるいは連合的な未来を築くための交渉プロセスで自分たちの立場を強化しようとしている。

いずれにせよ、ミャンマーの内戦について考察する際の前提を更新する必要がありそうだ。

国軍は守勢に立たされ、少数民族武装勢力は軍事政権の分断統治の影響を受けなくなった。国軍はもはや無敵ではない。PDFは攻撃的な作戦にこれまで以上に参加するようになり、一方で少数民族武装勢力と連携して、軍事政権が主張する統治権を弱体化させるような、地域ごとの代替の統治機構を確立しつつある。

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軍事政権の立場は徐々に低下していく
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