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LGBTQへのデサンティスの対応を批判するデモ(昨年8月、米フロリダ州) CARL JUSTEーMIAMI HERALDーTRIBUNE NEWS SERVICE/GETTY IMAGES

学校現場でLGBTQの話題を扱うのを禁止する法律をめぐるウォルト・ディズニー・カンパニーとの対立も、ウォーク運動によってかき乱され、腐敗した社会の中で、「今どんな時代なのか」を証明した。

この戦いは、純粋すぎる自由主義者や時代遅れな80年代的考えを引きずるレーガン支持者の気に障ったかもしれない。だが2023年の現在、アメリカ実業界は正気でなく、むしろ文明を焼き尽くそうとしていると理解するほうが健全だ。

フロリダを赤く染めた男

全米で3番目に人口の多いフロリダ州は、長く大統領選の激戦州とされてきた。00年の米大統領選の結果はわずか537票しか開かず、18年にデサンティスが州知事に初当選したときもわずか0.4ポイントという僅差の勝利だった。

しかし昨年11月の州知事選で、デサンティスは民主党候補に対して19.4ポイントの大差で勝利。フロリダ州を赤く染め上げ、全米の共和党支持者の心臓部へと変貌させた。フロリダ州議会は上下院とも共和党が多数を占めるようになった。

その影響力と選挙での勝利によって、フロリダ州議会は最近、これまで激論が交わされてきた数々の課題をめぐる右派的主張を次々と実現してきた。その成果は挙げればきりがなく、不法移民や人工妊娠中絶、銃規制、ジェンダーイデオロギー、教育などさまざまな分野にわたる。

こうした数々の成果を可能にしたのは、新型コロナ禍でフロリダ州にやって来た大量の移住者たちだ。

デサンティスは政府によるロックダウンやワクチン接種の義務化に毅然とした態度で反対した。彼らはその姿勢に共感し、フロリダに移り住んだ。歴史修正主義者やデサンティスを敵対視する人たちが何と言おうと、この事実は変わらない。

今やフロリダ州の共和党員は民主党員より約50万人も多く、デサンティスが知事に就任する前の17年と比べて75万人以上も増えた。パンデミックがアメリカに広がり始めた後にフロリダ州へと来た移住者のうち、共和党員の登録者数は民主党員のおよそ2倍に及ぶ。

彼らは新型コロナを含むさまざまな課題に対してデサンティスが見せてきた類いまれなリーダーシップに引かれ、移住を決めた。

2人の有力候補者による壮絶な大乱戦になる
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