<公然と偏見をあおり差別的な政策を推進するロシアなどと比べればましだという指摘もあるが>

2008年の設立以来、中国におけるLGBTQの人権擁護に尽力してきた北京LGBTセンターが5月15日、活動停止を発表した。理由は明らかにされていないが、同団体のSNSには「不可抗力」との表現が。これは習近平(シー・チンピン)政権下で活動停止を余儀なくされた組織が政府からの圧力を指して使う婉曲表現だ。

【画像】北京LGBTセンター、SNSに「不可抗力」と投稿

中国で市民レベルでのLGBTQへの理解は進みつつある。18年に中国版ツイッター新浪微博(シンランウェイボー)で同性愛コンテンツの削除が発表された際にはネットで抗議運動が巻き起こり、撤回に追い込んだ。

だが政府は20年に性的少数者の祭典「上海プライド」の開催を無期限停止にするなど、性的少数者への圧力を強化している。それでも、公然と偏見をあおり差別的な政策を推進するロシアなどと比べればましだという指摘もあるが、北京LGBTセンターの活動停止は規制の網をかいくぐって戦ってきた人々に致命的な痛手を与えている。

From Foreign Policy Magazine

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