釈放されたのは昨年の10月20日だが、実感が湧くには時間がかかった。ほとんど40年も閉じ込められていたのに、ある日突然、自由の身になったんだ。食うものも行く場所も、いつ何をするかも他人に命じられる日々が急に終わっても、すぐには対応できない。外の世界は広すぎて、なんだかなじめなかった。

思うに、警察や検察にはもっと正直な人間が必要だ。誠実で、倫理観のある人が責任ある地位にいてほしい。

そして現場の人たちに、警察の仕事は真実を見つけることだと教えてほしい。誰かを犯人と決め付けて、都合のいい証拠だけを集めるようなことは許されない。そうして一人一人が心の底から、「もうインチキ捜査はたくさんだ」と叫んでほしい。

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