ツェルクラム・ヴィテ社は、パブロ・メッツ氏とマックス・ヒューシュ氏の2人が立ち上げた。2人は、埋葬法について親族たちを中心に聞いてみたところ、主流の土葬も火葬も本当によいものには思えないという意見が多かった。そこで、環境に優しく、サステナブルで、美しい葬儀を望む人たちに第3の選択肢を提供しようと思い立った。起業してみたら、非常に多くの人が堆肥葬を希望していると改めてわかったという。

堆肥化した遺体を埋葬した様子 ©MEINE ERDE
2023年は、2番目の堆肥化施設がオープンの見込み
マイネ・エアデは、地元ドイツはもとより、オーストリアやスイスのマスコミにも取り上げられ、ドイツ語圏で注目されている。マイネ・エアデには、「堆肥に病原体が残るのではないか」といった医師たちなどからの批判もある。それらの批判について、同社は以下のように話している。
「ドイツでは約150年前に、火葬が新しい方法として導入されました。堆肥葬の導入は150年ぶりの葬儀の大変革で、多くの疑問が抱かれることは承知しています。これまで5人の方々の葬儀を終えただけですが、基本的な疑問は解決されていて、法医学者や関係官庁でさえも疑う点はないはずなのです。所轄官庁は、マイネ・エアデに関する情報をもっています。わが社は、これから実績を積み重ねていきます。マイネ・エアデは人間にとっても環境にとっても、確実で安全な方法です。ある研究所が堆肥化した遺体の土壌を分析して、それは証明されています。また、現在ライプチヒ大学病院法医学研究所でマイネ・エアデの調査を行っていて、結果は査読付き論文として発表される予定です」(プレス担当)
ツェルクラム・ヴィテ社はサービスの拡大を目指している。2番目のアルヴァリウム開設のために、シュレスウィヒ・ホルシュタイン州で場所を探し、他州でも開設しようと準備を着々と進めている。同社は、ドイツで人生の終い方に新たな1ページを作ったといえるかもしれない。
