サンクトペテルブルクにある刑務所で服役中の受刑者の親族たちは、ロシアの調査報道機関「インポータント・ストーリーズ」に対して、ワグネルがウクライナ東部のドンバス地方に投入する「志願兵」を募ったと語った。ワグネルはこれらの「志願兵」に、6カ月の任務から「生きて帰れば」20万ルーブル(3164ドル)の報酬と恩赦を与えると約束したという。

7月にワグネルに兵士として採用された元受刑囚のエフゲニー・ヌジン(55)は、9月にウクライナ軍に拘束された後に複数のインタビューに応じた後、11月に「処刑」された。

ワグネルとつながりのある「テレグラム」のチャンネル「グレーゾーン」は11月、ヌジンが処刑された際の様子を撮影した動画を公開。動画には、身元不明の男が大きなハンマーでヌジンの頭を叩き割る様子が映っていた。スレッジハンマーは、ワグネルの凶器として非公式なシンボルとなっている

ヌジンはインタビューの中でロシアの当局者を批判し、ウクライナ側に寝返りたいと述べていた。

プリゴジンはこの処刑動画について「素晴らしい演出で、楽しめる」と称賛。ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領府報道官は「我々の問題ではない」とコメントした。

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