マルコスJr.が大統領に就任した場合、フィリピンの外交政策はどうなるのか。

選挙戦では政策の細部がほとんど論じられていない。そのため、アメリカと中国という2つの超大国の間で新大統領がどのように外交を舵取りするのかは、今のところ不透明だ。

父親が失脚した後、一家でハワイに亡命していた時期があるマルコスJr.は、ドゥテルテのように脊髄反射的な反米路線を取るとは考えにくい。

しかし、南シナ海で領有権争いをしている中国に対しても、ドゥテルテより融和的になるとみられている。

マルコスJr.自身は、米中との距離感について明言を避けている。

「超大国の思惑に関係なく、フィリピン国民の利益のために行動すべきだ。他国の外交に利用されてはならない。国民のための外交を追求することが重要だ」

新大統領の手腕が問われることになる。

From Foreign Policy Magazine

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます