現在、日本に帰国する場合、帰国便の出発時刻からさかのぼって72時間以内に検査し、陰性証明書を準備する必要がある。また、PCR検査をどこで受けるのか、自分で情報収集をして、場合によっては予約もとらなくてはならない。

各国にある日本大使館では、日本帰国用のPCR検査が受けられる病院などを紹介している。だがこうした病院はおしなべて料金が高く、時間なども融通が利かないことが多い。

幸いバンコクは日本人が多いこともあり、ツイッターでスクムビットにあるMedConsultという検査所を知った。週末も休みなく毎日朝7時から19時までやっており、金額も1500バーツ(約5500円、クレジットカード払い可)と安い。結果はメールで送られてくるので、この後は帰国まで何もする必要がない。

鉄道市場で有名なアムパワーを訪問

バンコクから南西に70㎞ほどのところにある運河沿いの町、アムパワーで1泊することにした。マハーチャイ線、メークローン線というローカル線や渡し船、荷台を改造したロットゥーとよばれる乗合いバスを乗り継いでいく。

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コロナ前の2017年12月(左)と2022年4月(右)のメークロン鉄道市場の様子(筆者撮影)

2017年にこのルートを通ったとき、鉄道市場とよばれるメークローンの市場には、数百人のツーリストが集まっていた。今回は西洋人も見かけたが多くはタイ人である。日本人を含む東アジアからのツーリストがほぼいなくなったことも大きい。

タイは国際観光収入が世界第4位(2019年)という観光立国(世界観光機関)だけにコロナでインバウンドが激減したことのダメージは大きい。

2022年3月以降、東南アジアでは、各国が次々と入国規制を緩めている。入国時に旅行保険の英文証明書や1泊の隔離を課すタイは、いまや厳しい部類となっており、それを敬遠してほかのアジア諸国に流れることにもなりかねない。そこでタイ政府は当初7月1日を予定していたタイランドパスの廃止を1カ月早める動きを見せている。すでに観光客の奪い合いは始まっているのだ。

ストロベリー味などの鯛焼きを売るタイの屋台タイの街並みはかつてのままだった。ただ、マスク着用が予想以上に徹底していた。ローカル線の車窓を眺めていると、照りつける太陽のなか、屋台で調理をしている中年男性もマスクをしていた。

反面、バンコクの高級レストランでは大声でしゃべりながら食べるゲストも目立ち、静かに食べることはそれほど求められていないように見えた。

日本に入国する際は、MySOSというアプリを事前にダウンロードしておく必要がある。誓約書の記入などは旅行前に済ませておいたがPCRの陰性証明書だけは、現地で発行されてからアップするしかない。

飛行機のドアが開いてから空港を出るまで3時間