<読者が選ぶビジネス書グランプリ2022で受賞した致知出版社の『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』『稲盛和夫一日一言』の共通点>

※このインタビュー記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

読者が選ぶビジネス書グランプリ2022で総合グランプリと自己啓発部門賞をダブル受賞したのは、『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』。そして政治・経済部門賞を受賞したのが『稲盛和夫一日一言』でした。

この2冊を世に送り出した出版社が致知出版社です。『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』は創刊40年以上の歴史をもち、日本で唯一の人間学を学ぶ月刊誌『致知』から、人間力・仕事力を高める365人のエピソードを厳選してまとめた一冊です。424ページで30万字超の大著であり、発売1年あまりで30万部を突破。また『稲盛和夫一日一言』は、稀代の名経営者として知られる稲盛和夫さんが折節に語った、人の心を強く鼓舞する366の金言が収録された渾身の一冊です。

今回はこの2冊の編集に携わった月刊『致知』編集長の藤尾允泰さん、書籍編集部次長の小森俊司さんに、本書の魅力、編集者としての信条をお聞きしました。

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「何かに取り憑かれたのではないかと思われるほど心揺さぶられる本」

── まずは総合グランプリ受賞、自己啓発部門賞、政治・経済部門賞受賞の感想をお聞かせいただけますか。

藤尾允泰さん(以下、藤尾) まず一報を受けたときは驚きましたし、社内が歓喜の渦に包まれました。多くの読者の方々が支えてくださったことへの感謝の念が湧き起こり、感無量でしたね。

── 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』は、一流に達した人にだけ見える本質が詰まった一冊だと感じました。印象的な反響はありましたか。

藤尾 読者からの感動の声も数多く寄せられていますが、意外であり非常に嬉しかったのは、取材させていただいた著者の先生方が喜び、応援してくださったことです。なかには100冊、200冊、多いと1,500冊もまとめて買ってくださった方がいました。

また書店員の方々が熱心に「この本を売ろう」と協力してくださったのです。象徴的なのがある書店員の方のSNS投稿でした。

「何かに取り憑かれたのではないかと思われるほど心揺さぶられる素晴らしい本。(中略)書店員として、たくさんの人に届けたい。それができなければ、書店は存在意義を失うのではないか、と恐怖さえ感じる」。こんな言葉を寄せてくださったのです。

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白いカバーをはずすと、本書に登場された365名のお名前がズラリと並んでいる。 (致知出版社提供)

── 書店員の方々からも深く愛された本であることが伝わってきます。本書を制作しようと思ったきっかけは何でしたか。

小森俊司さん(以下、小森) 月刊『致知』には11万5000人の定期購読者がいらっしゃいますが、「雑誌でありながら、毎号が永久保存版」とおっしゃる読者も多いのです。その当時、42年間1万本以上の取材を行ってきた『致知』から、特に感動したお話だけを選び抜けば、ものすごい熱量のある本ができるのではないか。そう考えたことが制作のきっかけでした。

不安な時代を生きる人々へのエールに
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