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ミナージュの「ワクチンで睾丸が腫れた」というツイートは単なる噂話だが RICH FURYーGETTY IMAGESーSLATE

ストレスがかかると、勃起しにくくなる。そして、慢性的に強いストレスを感じている人はアドレナリンの分泌量が慢性的に多く、それもペニスへの血流を減少させる。新型コロナそのものより新型コロナによるストレスのほうが、勃起不全の原因となっている可能性はずっと高い。

――ワクチンの影響は?

ない。ある研究では、ワクチン接種後、精子の数が減るのではなく一時的に増えたという結果が出ている。よって、少なくともコロナワクチンが男性の生殖能力に害を与えることはないと言える。

ワクチン接種後、一時的にインフルエンザのような症状が出て、1~2日は悪寒がすることはある。その間は性的機能が低下する場合もあるが、これは免疫反応が強く出た結果であり、一時的な現象だ。

――新型コロナワクチンの副反応として、睾丸が腫れることはある?

ない。このワクチンは体内に感染症を引き起こすものではない。新型コロナウイルスに対する抗体を刺激するが、精巣組織に対する抗体を刺激するわけではない。

一方、新型コロナウイルスは、実際に精巣の細胞を攻撃することがあり得る。なぜなら、ウイルスは精巣の細胞と結合し、細胞内で自らを爆発的に増殖させるからだ。

――睾丸が腫れる原因は?

最も一般的な原因は感染症だ。若い男性に多いのは、クラミジアなどの性感染症。高齢男性の場合は、腸管の大腸菌などによる感染症だ。

――一般の人々にぜひ知ってほしいことはある?

新型コロナワクチンと男性の「性の健康」との関連についての調査で分かったのは、一時的に精子の数が増加するということ。その他の健康への影響は、否定的な影響も含めて何も確認されていない。

健康に関する情報をネットで探すのであれば、査読済みの学術論文が掲載されている「PubMed」(医学論文の検索データベース)のような評価の高い情報源を利用すること。内容を理解するのは難しいかもしれないが、少なくとも医師や疾病対策センター(CDC)に質問したり問い合わせたりすることはできる。

一方、ソーシャルメディアや有名人のウェブサイトや闇サイトなど、誤情報を拡散しているところは避けてほしい。

――最後に確認したい。男性の「性の健康」にとって新型コロナワクチンを打つのと打たないのとでは、どちらがリスクが大きい?

打たないほうが大きい。死んだらセックスを楽しむこともできないからだ。

©2021 The Slate Group

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