いきなり危険な状況に巻き込まれたのは、ニューヨークのセントラルパークでいつものように犬たちを散歩させていた時だった。

「突然、目の前を黄色い閃光が横切った」。レイチェル・ヘクトマンは本誌の取材にそう語った。「その犬が、まるでピューマのように、私の犬に襲いかかった」

発生は5月15日、ヘクトマンが保護犬の愛犬ジョージと友人の犬のミッツィを散歩させていた時の出来事だった。

犬の行動専門家のステファニー・フランクは、この現場をとらえた防犯カメラの映像をコマ送りで検証した。本誌の取材に対してフランクは、襲いかかった犬は飼い主の車の後部座席にうずくまっていた時から既に、ジョージに狙いを定めていたと指摘する。吠えたりうなったりすることもなく、ただじっと相手を見据えていたという。これこそ飼い主が見落としてしまうことの多い危険な兆候だとフランクは言う。

ヘクトマンはこの時の防犯カメラの映像をTikTokに投稿している(@soberincentralpark)。襲いかかった犬は推定で体重およそ35~36キロ。ヘクトマンが犬たちを連れて通りかかった瞬間、車の窓から飛び出した。

「私はただパニックになって、このままではジョージが死んでしまうと思った」「あの子は『助けて』という目で私を見た」

混乱に巻き込まれたもう一匹の犬のミッツィは、宙吊り状態で振り回されていた。

犬が見せていた兆候とは
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