Parisa Hafezi Nandita Bose
[ドバイ/ワシントン 4日 ロイター] - 英海上貿易業務機関(UKMTO)によると、オマーン沖のホルムズ海峡付近で、貨物船が正体不明の飛翔体による攻撃を受けたと報告した。米・イラン戦争が収束に近づいているとの見方に疑念が強まる中、原油価格は反発した。
海運関係者が4日にロイターに明らかにしたところによると、攻撃を受けたのはばら積み貨物船だった。乗組員は船を放棄せざるを得ず、船員1人が行方不明になっているという。
前日に急落した原油価格は3%近く上昇した。INGのアナリストはリポートで、「依然としてかなりの不確実性があることを踏まえると、売りの規模は相当に行き過ぎているようだ。これまでも同じような状況が何度もあったが、そのたびに事態は暗転してきた」と指摘した。
イラン国営メディアによると、ペゼシュキアン大統領は紛争の拡大を望んでいないと表明。「われわれは国境を守るが、戦争の拡大は求めていない」と述べた。
トランプ氏はイランとの協議が進んでいると主張しているが、イラン側はホルムズ海峡を巡るオマーンとの協議以外は行っていないとしている。
イラン政府高官が4日、ロイターに明らかにしたところによると、イランはオマーンとの協議で、同海峡に入る船舶を管理するとともに、海峡を出る船舶の動向も把握し、必要に応じて介入できる仕組みを求めている。
協議に関与している同高官は、これが「現在協議されている基本的な構想だ」と説明した。海峡を出る航路はイランとオマーンの間を通り、イランへの通知後にオマーンを通じて出航許可を得る仕組みになるという。
同高官は「イランが立場を変える可能性は低い」と述べた。