一方のモーガンは今年3月、オプラ・ウィンフリーのインタビューでメーガンが英王室内の人種差別をほのめかし、一時は自殺も考えたと語ったことについて、彼女の言うことは一切信用できないと発言。そのためにイギリス最大の民間テレビ局ITVの人気番組を降板することになった。

メーガンはこの件についてモーガンに謝罪させるようITVに求めたが、モーガンは応じていない。

オプラ・ウィンフリーがヘンリー王子夫妻に行った2時間のインタビューは、CBSが今年3月7日に放映。モーガンの発言はその直後に自分の番組で行ったものだが、自殺願望を嘘と疑う内容に、メンタルヘルスの慈善団体「マインド」が批判の声を上げ、ヘンリー王子夫妻はその後この団体に寄付をした。

モーガンはコラムでこうも指摘している。「ヘンリー王子も、同じインタビューで、電話にも出てくれない、金もくれないと、父親のチャールズ皇太子をけなしている。まるで親の脛をかじる10代のドラ息子の言い草だ。恐ろしく支配的かつ野心的な妻の言うなりになって家族と国家と義務を捨てた、36歳のふがいない大富豪のぼやきとはとても思えない」

「さらに許しがたいのは」と、モーガンは続ける。「このときチャールズは、彼の父親であるフィリップ殿下の容体を案じ、気が気ではなかったことだ。殿下は危篤状態で、その後に亡くなった」

フィリップ殿下が亡くなったのは4月7日。CBSが例のインタビューを放映してからちょうど1カ月後だ。

夫のために書いた詩から

処女作『ベンチ』について、メーガンは声明で「アーチーが生まれた1カ月後の父の日に夫のために書いた詩」が執筆のきっかけになったと述べている。

「この詩がストーリーになった。クリスチャン(イラストを担当したクリスチャン・ロビンソンのこと)は様々な職業の父親と息子の姿を描き、温かく、喜びに満ちた、心安らぐつながりを表現した美しい透明感のある水彩画を私のストーリーに添えてくれた」

「こうした表現は私にとっては特に大事で、クリスチャンと私はインクルーシブな視点でこの特別な絆を描くために綿密に打ち合わせを重ねた」

メーガンは声明をこう締めくくっている。「家族構成が違っても、私の家族と同じように、『ベンチ』が全ての家族の心に響くよう願っている」

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