香港メディアによると、香港警察は6日、民主活動家50人以上を香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで一斉逮捕した。

民主党のフェイスブックと香港の公共放送、香港電台(RTHK)によると、立法会(議会)前議員のト謹申氏や林卓廷(ラム・チュクテン)氏、岑敖暉(レスター・シャム)氏などが逮捕された。

警察は現時点でコメントの要請に応じていない。

民主党のフェイスブックによると、昨年9月に予定されていた立法議会選に向けて民主派が昨年夏に実施した予備選への参加が逮捕の理由という。香港と中国の政府は、予備選は国安法違反だと警告していた。

当局は結局、新型コロナウイルスを理由に立法議会選の延期を決めた。●以下追加

香港メディアによると、警察はこの日、世論調査会社や法律事務所、香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)やネットメディア、スタンドニュースなどのオフィスも訪れた。●ここまで

さらに、警察は今朝黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏の自宅を捜査した。同氏がツイッターとフェイスブックで明らかにした。同氏は昨年、2019年の反政府運動で違法集会を主催したなどの理由で収監された。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチの中国担当のシニア研究員、マヤ・ワン氏は、こうした強制捜査や逮捕は中国当局が香港の民主派を一掃しようとしていることの表れだと指摘した。●以下追加

地元メディアによると、警察は昨年の予備選に協力した民間調査機関「香港民意研究所(HKPORI)」のオフィスも捜査した。HKPORIは予備選に投票した60万人以上の人のデータを票の集計直後に破壊している。

また、警察は国安法を巡る取り締まりに関連し、家宅捜索した法律事務所、何謝韋律師事務所(Ho, Tse, Wai & Partners)で米国人弁護士を逮捕した。

台湾の対中施策を担う大陸委員会は声明で、香港の民主派の逮捕に衝撃を受けているとした上で、香港の民主主義と自由が今後も損なわれ、国際的な金融センターとしての地位が低下すれば、中国本土の利益にもならないと指摘した。

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[ロイター]
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