米東部コネティカット州のラモント知事は31日、連邦政府による医療用品の戦略的国家備蓄が枯渇したと明らかにし、州は当面、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため人工呼吸器やマスクを自力で調達しなければならないと述べた。

同知事は「きょう、国の戦略備蓄が枯渇したことが分かり、憂慮している」とした上で、「当面は自力で調達するしかない。世界中から防護具を確保するため最善を尽くしている」と述べた。

コネティカット州の感染者は3000人を超え、人口当たりの感染者数では全米各州で4番目に多い。死者は31日に69人に増加した。

今後2─3週間に予想される感染者の増加に備え、州は医療機関の対応能力を50%引き上げた。

ラモント知事は、ニューヨーク市に近い郡で感染が最も深刻だとし、「ウイルスは北上している」と指摘。「4月はひどい月になる」との見方を示した。

コネティカット州当局は31日、新型ウイルスの感染拡大で人員削減や一時帰休などの影響を受けた労働者について、62の銀行・信用組合が90日間の住宅ローン返済猶予に同意したと発表した。差し押さえも60日間停止される。

ラモント知事は、賃貸住宅の入居者が失業など新型ウイルスに関連した理由で強制退去させられることもないと説明した。

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・トランプ「新型コロナウイルスとの戦い、非常に厳しい2週間になる」
・BCGワクチンの効果を検証する動きが広がる 新型コロナウイルス拡大防止に
・韓国発の超大作『キングダム』、台湾・香港版タイトルが韓国で炎上 新型コロナウイルスもあって問題化


cover200407-02.jpg
2020年4月7日号(3月31日発売)は「コロナ危機後の世界経済」特集。パンデミックで激変する世界経済/識者7人が予想するパンデミック後の世界/「医療崩壊」欧州の教訓など。新型コロナウイルス関連記事を多数掲載。
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます