<アメリカとイランが戦争すれば第三次大戦に発展する? 今のうちに政府の徴兵登録を抹消しようと若者がシステムをクラッシュさせる騒ぎに>

米軍が1月3日、ドローン攻撃でイラン革命防衛隊の司令官カセム・スレイマニを殺害すると、アメリカのSNSは大騒ぎとなり、ツイッターでは「第三次大戦(WWIII)」がトレンド入りした。アメリカがイランとの戦争に踏み切れば、徴兵が始まるのではないかという不安の声も多く上がっている。

米政治コンサルタントのフランク・ルンツは、「徴兵再開を危惧した若者たちがセレクティブ・サービス・システム(選抜徴兵登録制度)のウェブサイトに殺到してクラッシュさせた。第三次大戦が始まるのではないかと心配でたまらないからだ」とツイートした。もしアメリカが徴兵を再開すれば、1970年代のベトナム戦争以来になる。

アメリカの若者がセレクティブ・サービスのウェブサイトにアクセスしているのは、選抜徴兵登録を抹消する方法を知りたいからかもしれない。同制度への登録は、18~25歳までのアメリカ人男性全員に義務付けられている。大学進学のため連邦政府奨学金を受けるのにも選抜徴兵登録が必須なので、「FAFSA(連邦学資援助無料申し込みの略称)」もソーシャルネットワークでトレンド入りしている。

ユーザーのなかには、「米軍(U.S. military)」をブロックすれば徴兵を免れられるとジョークを飛ばす者もいる。

サラエボ事件とスレイマニ殺害を対比

スレイマニを殺害したことの重大性についてコメントするユーザーもいる。ニューヨーク・タイムズ紙の国家安全保障担当記者のアダム・ゴールドマンは、「アメリカが前回、他国の重要な軍事指導者を殺害したのは第二次世界大戦で、日本の連合艦隊司令官だった山本五十六海軍大将が乗った飛行機を撃ち落としたときだ」と、ツイートした。

ソレイマニ殺害は大きな波紋を広げている。イラク議会は1月5日、駐留米軍を含む外国部隊の撤退を求める決議を採択した。イランは、2015年イラン核合意による核開発の制限を順守しないと宣言した。

ソーシャルメディアでトレンド入りしている言葉は他に「フランツ・フェルディナント」がある。オーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者だったフェルディナント大公のことだ。大公が1914年にサラエボ(当時はオーストリア領、現ボスニア・ヘルツェゴビナ)で殺害されたことで、第一次世界大戦が始まった。

ネットユーザーたちは、サラエボ事件とソレイマニ殺害を比較していたのだろう。大公の名前にちなんだスコットランドのロックバンド「フランツ・フェルディナンド」はツイッターで「念のために言っておくが、われわれは#WWIIIに反対だ」とコメントしている。

(翻訳:ガリレオ)

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