大韓航空を傘下に持つ韓進グループの第2位株主で、物言う投資家として知られる韓国のファンド、KCGIが、アシアナ航空の経営権取得に関心を示している。KCGIの姜成富(カン・ソンブ)最高経営責任者(CEO)が、ロイターに明らかにした。

アシアナ航空の筆頭株主である錦湖産業が売りに出した31.05%株式の取得に向け、国内外の複数の企業とコンソーシアム(企業連合)形成を巡る協議を行っているという。31.05%株式は16日終値に基づくと2億8200万ドル相当。

韓国の航空業界は、格安航空会社との競争や、米中貿易戦争による貨物需要への影響、日韓外交摩擦による観光業への打撃といった複数の課題に直面。大韓航空とアシアナ航空は第2・四半期に営業損益が前年同期の黒字から赤字に転落した。

姜CEOによると、アシアナ航空は9月3日に最初の買収提案を受け付け、10月には拘束力のある提案を受ける見通しという。

アシアナ航空の広報担当者はコメントを控えた。

同CEOはまた、韓国の航空業界は競争と多額の債務を軽減するため、再編が必要だと指摘。「韓国の航空業界全体が危機に陥っている」との見方を示した。

アシアナ航空の株式取得を巡ってはSKグループやAekyung Groupも買い手候補だと国内メディアが報じたが、両社は株式取得に関心があるかどうかについて公表していない。

[ロイター]
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