パリ市当局は26日、記録的な熱波により大気汚染が悪化しているとして、旧型で燃費の悪い自動車のパリ中心部への乗り入れを禁じる措置を講じた。これまでで最も厳しい対応。

対象車両はA86環状道路内エリアへの乗り入れが禁じられ、市当局はこの措置を猛暑が続く限り継続するとしている。

データ会社AAAデータによると、対象車両は500万台近くに上り、全体の約60%に相当する。制限対象となる車両台数は過去最高。こうした推計について市当局からのコメントは得られていない。

パリ市内では交通量は通常より少ないが、著しく減ってはいない。ドライバーの一部は、違反した場合の罰金が乗用車で68ユーロ(77ドル)、商用車で135ユーロと少額なため、乗り入れ禁止措置を無視していると話した。

乗り入れ禁止措置は、車の汚染度を示す色別ステッカーを利用している。乗り入れできるのは電気ないし水素自動車、06年1月以降に登録されたガソリン車、11年1月以降に登録されたディーゼル車に限られる。

自動車保有者の一部の団体からは、同措置は汚染対策には効率的ではなく、度を越しているとして批判の声が上がっている。

[パリ ロイター]
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