<為替> ドル指数が急騰し、約5カ月ぶりの大幅な上昇率となる見通し。予想を上回る米雇用統計が、来月の米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測を一段と強めた。 主要通貨に対するドルの価値を示すドル指数は0.77%高の102.26。ユーロは0.67%安の1.11437ドルに下落した。ドル指数は6月17日以来の大幅な上昇率、ユーロは10月1日以来の大幅な下落率となる勢い。 週間ではドルが0.3%高。ユーロは0.1%安となり、3週連続の下落に向かっている。 米労働省が6日発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比16万5000人増と、市場予想の6万5000人増を大幅に上回った。失業率は4.1%と、9月の4.2%から低下した。nL6N46N0ZL CMEのフェドウオッチによると、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも0.25%ポイントの利上げが実施されるとの市場の見方は、統計を受けて再び80%近くに上昇した。 英ポンドは0.71%安の1.3355ドルと、9月23日以来の大幅な下落率となる勢い。イングランド銀行(英中央銀行)が3年超ぶりの利上げに踏み切ったことを受け、5日に7週間超ぶりの高値を付けたが、この日は反落した。ポンドは週間で約0.3%安となった。 円は対ドルで0.47%安の158.430円。円は週間で約0.6%安となり、週間下落率としては2%超下落した9月18日終了週以来の大きさとなる。 日銀の植田和男総裁は6日、日銀は基調的なインフレ率が2%の物価安定目標付近で推移すると見込んでいるものの、一定の上振れリスクがあると認識していると述べた。nL6N46N17C
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが上昇した。10月の雇用統計で雇用者数が予想を大きく上回って増加したことで、連邦準備理事会(FRB)が12月の会合で追加利上げに動くとの観測が強まった。 前日の取引では株価急落を受け、安全資産と見なされる国債に資金が流入し、利回りが低下。この日は前日の反動が見られた。 労働省が発表した10月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比16万5000人増と、市場予想の6万5000人増を大幅に上回った。失業率は4.1%と、9月の4.2%から低下。労働市場が夏場の失速から持ち直している可能性が示された。 LSEGのデータによると、雇用統計発表を受け12月8─9日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される確率は75%と、発表前の72%から上昇した。来年1月の会合での利上げ確率は80%。 FRBは9月の会合で0.25%ポイントの利上げを全会一致で決定。利上げは2023年7月以来、3年2カ月ぶりだった。中間選挙の直前に開かれた10月の会合では金利据え置きを決定したが、12月の会合では利上げに踏み切るとの観測が高まっている。 終盤の取引で10年債利回りは4.3ベーシスポイント(bp)上昇の4.878%。30年債利回りは2.6bp上昇の5.277%。2年債利回りは5.1bp上昇の4.528%。 2年債と10年債の利回り格差は33.7bp。前日の37.1bpから縮小し、イールドカーブはフラット化した。イールドカーブのフラット化は、追加利上げで短期金利が高止まりするとの見方を反映している。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> ナスダック総合が反発し、前日に付けた19カ月ぶりの大幅安から持ち直した。だが、投資家が人工知能(AI)関連銘柄の次の動きを見極めようとする中、週間ベースでは4週続落となった。
ハイテク分野の上昇は幅広い銘柄に及んだ。フィラデルフィア半導体指数は4.2%上昇。エヌビディアは2.8%高、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は11%高 、サンディスクは約4%反発した。
S&P総合500種のセクター別指数はまちまちで、情報技術が上昇を主導する一方、主要消費財とヘルスケアは軟調だった。エネルギーは週間ベースで12%下落し、2025年4月以来最悪のパフォーマンスとなった。
その他の個別銘柄では、電気自動車(EV)大手テスラは4.2%、宇宙関連企業スペースXは8.6%、それぞれ上昇。民泊仲介大手エアビーアンドビーは12%上昇。同社は5日、2026年通期の売上高成長率見通しを従来の「少なくとも10%台半ば」から「10%台後半」に上方修正した。
一方、ソフトウエア企業アトラシアンは第1・四半期決算の発表を受けて16%下落した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米雇用統計が予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が高金利政策を長期化させるとの見方が強まり、ドルと米長期金利が上昇したため、金相場は下落した。スポット金は0.3%安の1オンス=4074.36ドルとなり、取引時間中には1%超下落し4033.29ドルまで値を下げた。12月物の米金先物の清算値は0.9%安の4074.90ドルだった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 米国時間の原油先物は、取引終盤に小幅上昇した。トランプ米大統領が、和平合意を目指すか、イランに残るものを破壊するかを近く決断すると述べ、米国による対イラン追加攻撃への懸念が再燃した。
清算値は、北海ブレント先物1月限が0.03ドル(0.03%)高の1バレル=98.32ドル。米WTI先物は0.31ドル(0.34%)高の90.83ドルだった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 158.45/158.50
始値 158.31
高値 158.56
安値 158
ユーロ/ドル NY終値 1.1143/1.1145
始値 1.1172
高値 1.1175
安値 1.1132
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 97*29.50 5.2634%
前営業日終値 98*03.50 5.2510%
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*06.00 4.8594%
前営業日終値 98*11.50 4.8370%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*14.75 4.6449%
前営業日終値 100*20.00 4.6080%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*06.75 4.5115%
前営業日終値 100*08.88 4.4770%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 51285.73 -237.33 -0.46
前営業日終値 51523.06
ナスダック総合 24579.43 +264.43 +1.09
前営業日終値 24315.00
S&P総合500種 7376.86 +23.13 +0.31
前営業日終値 7353.73
COMEX金 12月限 4074.9 ‐38.6
前営業日終値 4113.5
COMEX銀 12月限 5194.2 ‐43.4
前営業日終値 5237.6
北海ブレント 1月限 98.32 +0.03
前営業日終値 98.29
米WTI先物 12月限 90.83 +0.31
前営業日終値 90.52
CRB商品指数 390.0451 ‐0.4980
前営業日終値 390.5431