Colleen Howe
[北京 6日 ロイター] - 6日アジア時間の原油先物は続伸している。ただ、米中間選挙で共和党が大敗したことでイラン戦争の緊張緩和への期待が高まり、週間では大幅に下落する見通し。一方、戦争に伴う中東の供給懸念が引き続き相場を下支えしている。
0222GMT(日本時間午前11時22分)時点で、北海ブレント先物1月限は1.57ドル(1.6%)高の1バレル=99.86ドル。米WTI先物は1.10ドル(1.22%)高の91.62ドル。両指標とも続伸となった。
それでも週間ベースでは、北海ブレント先物が12%、WTIは12.1%下落している。今週は3日投開票の米議会選挙で上下両院の多数派が民主党に移り、イランとの緊張緩和につながると期待が高まった。
しかし、4日と5日に湾岸地域やホルムズ海峡でタンカーへの攻撃が急増。同地域からの供給に対する懸念が再燃し、価格は反発した。
ANZのシニアコモディティーストラテジスト、ダニエル・ハインズ氏は6日付のリポートで「市場参加者が4日の売りは行き過ぎだったと判断し、原油は反発した」と指摘。民主党の勝利を受けて価格に下押し圧力がかかっていたものの、5日の取引では「現実を思い知らされた」とし、ホルムズ海峡の輸送量は輸送能力の60%未満にとどまっていると述べた。
イランは5日、ホルムズ海峡でさらにタンカー3隻が攻撃されたと発表した。英国海運貿易オペレーション(UKMTO)のデータは、タンカーへの攻撃が依然として過去最多に近いペースで続いているとの見方を示した。