[東京 6日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅続落し、前営業日比5.27%(3219円29銭)安の5万7858円61銭となった。前日の米国市場が人工知能(AI)・半導体関連株を中心に急落した流れが波及。東京市場の関連銘柄も総崩れとなり、日経平均は一時7.09%(4332円09銭)安の5万6745円81銭に下落した。日経平均が6万円を割り込むのは5月20日以来、5カ月半ぶりとなる。東証プライム市場で値上がりしたのはわすか24銘柄で全面安となった。

・米中間選挙の民主党躍進で、AIデータセンターの規制強化が懸念され、半導体株を中心に関連銘柄が幅広く売られる。

・信用取引で追い証(追加保証金)が多数発生。買い建て玉の投げのほかに、担保切れとなる売りもあり、セリングクライマックスの様相に。

・投資家の不安心理が高まる。投機資金が多く向かったとみられるAI関連株の落ち着きが反発のタイミングとの声も。

・TOPIXは5.43%安の3726.50ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は6兆3752億6500万円。

・東証の業種別株価指数は全33業種が値下がり。

・個別ではソフトバンクグループ、キオクシアHLDGなどAI・半導体関連株の一角は安寄り後に下げ渋ったが、戻し切れていない。一方、朝方は上昇していたソニーグループ、ファーストリテイリングがマイナスに転じた。JTはストップ安売り気配。半面、太陽誘電は逆行高となった。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが24銘柄(1%)、値下がりは1519銘柄(98%)、変わらずは5銘柄。

<野村証券 ストラテジスト 澤田麻希氏>

「5日の米国株式市場において、投資家の不安心理を示すVIX指数が、これまでの10台から一時28まで急伸」

「AI規制に対する懸念が増幅。投資や収益拡大のペースが落ちるかもしれないが、AIが業績のけん引役であることは変わりがない」

「反発のタイミングとしては、AI・半導体関連株が落ち着いてからになるとみられる」

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