[マドリード 5日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、マドリードで開かれたイベロアメリカ首脳会議で、戦争で被害を受けたエネルギーインフラの再建と維持への支援を呼びかけ、変圧器やケーブル、発電機などの電気設備の緊急供給を求めた。
ロシアのミサイル・ドローン(無人機)攻撃で国内の全ての発電所が被害を受けたとし、全国規模の停電を防ぐためエネルギー部門の作業員が絶え間ない修復作業を強いられていると述べた。
• ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、コロンビアから変圧器を、チリからケーブルを、スペインから電気設備や発電機を調達したい意向を表明。互換性のある設備を速やかに供給できる企業を紹介するよう各国政府に協力を求めた。
• また、人道支援を受けるために市民が集まっていた学校への最近の攻撃を挙げ、ロシアの「戦争犯罪」について沈黙しないよう呼びかけた。さらに、数千人のウクライナの子どもがロシアに連れ去られたとし、ロシアへの国際的な圧力強化を訴えた。
• この戦争が現代の安全保障上のニーズを一変させたとし、ドローンや電子戦システム、防空システムの重要性を強調。防衛技術分野の取り組みでウクライナと協力するよう各国に呼びかけた。
• ゼレンスキー氏はウクライナの防空能力強化に向けた協議と、イベロアメリカ首脳会議に合わせた首脳級会談のため、予定外にスペインを訪れた。
• スペインのサンチェス首相は、「侵略者と被害者」が存在し、ロシアが国際法に違反する一方でウクライナは自国の自由と主権を守っているとして、ウクライナは支援を受けるべきだと述べた。ウクライナ支援は欧州の利益にもかなうとした。