[5日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は5日、ロシアの国際スポーツへの復帰を認める裁定に反対する国々は、ロシアの選手と民主主義制度の双方の権利を侵害していると述べた。

プーチン氏の発言は、スポーツ仲裁裁判所がロシア代表チームの国際アイスホッケー大会への復帰を認める決定を下したことを受け、複数国のスポーツ団体が自国代表チームはロシアと対戦しないと表明したことが背景にある。カナダ、デンマーク、スウェーデンなどの国々は、2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻や、地政学的緊張に伴う安全上の懸念を理由の一部として挙げた。

政府会合にビデオリンクで出席したプーチン氏は、ロシアの競技参加の権利を復活させるとのスポーツ仲裁裁判所(CAS)、国際オリンピック委員会(IOC)、国際競技連盟の決定は「オリンピック憲章とその原則を守るものだ」と表明。

その上で「しかし残念ながら、全ての国がこの義務を守る用意があるわけではない。(こうした国々は)法的根拠のない、政治的な制限をロシアのスポーツに課し続けている」とし、「これは法と裁判所の決定、ひいては民主主義の制度そのものに対する明白かつ露骨な違反だ」 と述べた。

CASは先週、2026─27年シーズンの大会へのロシア代表チームの出場を禁止した国際アイスホッケー連盟(IIHF)の決定に対し、ロシアアイスホッケー連盟が申し立てた訴えを認めた。

これを受け、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ラトビア、チェコなどの国々は、ロシアとの対戦を拒否する意向を示している。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。