[ドバイ 5日 ロイター] - イランは5日、ホルムズ海峡でさらに3隻のタンカーが損傷したと発表した。トランプ米大統領がイラン戦争を巡り中間選挙で有権者から厳しい審判を下された後も、紛争が未解決である限り、海運は今後も危険にさらされ続けることが鮮明となった。
英海事機関(UKMTO)は、4日遅くに1隻の船舶が正体不明の飛翔体2発の攻撃を受けたと発表した。UKMTOによると、今月1日以降、少なくとも5隻の船舶が被害を報告。同機関が開戦以降で月間最多の35隻が被害を受けたとする10月とほぼ同じペースとなった。
トランプ氏率いる共和党の中間選挙での大敗を受け、政権内では紛争の政治的代償について厳しい見直しが始まっている。バンス副大統領は4日、Xへの投稿で、トランプ大統領が進めた対イラン戦争との距離を置く姿勢を示し、選挙で敗北した理由は全面的にイラン戦争に原因があったとの認識を示した。
これに対し、イランのガリバフ国会議長は5日、トランプ氏にさらなる空爆を計画させることで、トランプ氏が「負けが込んだギャンブラー」のように深みにはまるのをバンス氏が許していると指摘。戦争が誤りだとバンス氏が考えているのなら、トランプ氏を説得して中止させるべきだとし「上司にそう言ってみたらどうだ」と皮肉を込めて非難した。
イラン当局者は先週以降、カタールの仲介者と会談を重ね、敵対行為の終結に向けた提案を協議している。ただ、これまでのところ、和平合意の妨げとなってきた主要な問題について、双方とも進展を発表していない。