[東京 5日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比0.44%(275円12銭)安の6万1913円51銭となった。中間選挙の結果を受けた米国株式市場が上昇したことを受け、買い先行で始まったものの、AI(人工知能)・半導体関連株の厳しい下落に全体は押し下げられる格好となった。ただ、東証プライム市場で値上がり銘柄は全体の8割を超え、TOPIXは堅調に推移した。
・4日の米国株式市場は中間選挙の結果を消化しながら主要3指数が上昇。これを好感する買い先行で始まる。
・米民主党躍進でAI投資が抑制されるとの懸念が強まり、値がさの半導体関連株が大幅安。指数寄与度が高く、日経平均を押し下げる。
・一方で、強硬な通商政策が転換する可能性が出てきたことで、主力の輸出関連株が総じてしっかり。
・TOPIXは1.54%高の3955.29ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆7080億5700万円。
・東証33業種では、値上がりは不動産業、ゴム製品、輸送用機器など26業種、値下がりは海運業、鉱業など7業種。
・個別では、トヨタ自動車が上昇しているほか、ソニーグループが年初来高値更新。指数寄与度の高いファーストリテイリングが大幅高となっている。半面、アドバンテストやキオクシアHLDG、ソフトバンクグループなどが大幅安となった。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1281銘柄(82%)、値下がりは261銘柄(16%)、変わらずは7銘柄(0%)。
<岡地証券 投資情報室長 森裕恭氏>
「事前の想定通りだが、米民主党躍進でAI関連が厳しくなり、反対に、関税撤廃なら輸出関連株は優位に立つ」
「米政策転換なら、機関投資家はポートフォリオの組み替えを迫られる。きょうが物色面での転換点になるかもしれない」
「好決算が目立ち、下がらなくなると思うが、半導体関連株に今までのような上昇が期待できなければ、日経平均の上昇は緩やかなものに」